Union Special 43200 G
CHAIN STITCH SEWING MACHINE DEDICATED
UNION SPECIAL MACHINE COMPANY
MADE IN U.S.A
UnionSpecial 43200G
ユニオンスペシャル 43200G というミシンは、裾上げ専用に開発されたチェーンステッチミシンです。通称、日本ではダルマ、アメリカではブルドッグと呼ばれており、知る人ぞ知る名機として有名です。
さて、マニアの人たちが求める「ロープ状のうねりによるアタリを発生させる裾」を生み出す張本人がこのユニオンスペシャル社製の43200Gミシンです。その理由はナナメに刺さるニードル(画像参照)と三つ折をガイドするラッパです。
縫い方向に対して直角ではなく、ナナメに運針する独自の動きにより、ジーンズの裾口に独特のネジレとシワが発生し、また綿糸と生地による縮率の差から、ロープ状の凹凸が発生し、色落ちの濃淡を作り出すのです。
さらには、三つ折りをガイドするラッパによる生地の引っ張りによってもネジレが生じます。これは縫い手によっての癖が大きくかかわっています。引っ張りの力と方向によってねじれの強弱が変わってくるのです。という事は、逆に縫い手の熟練度によっては調節が可能だということもいえます。なので極端にはギュインギュインにねじってくれというリクエストにも答えられますが、程よいのが一番美しいかと。(笑)
なにはともあれ、これらの「裾のアジ出し」にこだわるため、ASHOES REPAIR SERVICE では、ユニオンスペシャル43200Gでの裾上げを行っています。
追記
ユニオンスペシャル43200Gは、年代別で、
初期型 (黒)
中期型 (えび茶)
後期型 (アイボリー)
に分かれています。
弊社のミシンは初期モデルとなります。
裾上げの縫い幅は、裾からステッチまでが約10mm、ヘム幅は約12mmを通常セッティングとしています。(治具設定で予告なく変わる場合があります)
Union Special 33700F
CHAIN STITCH SEWING MACHINE DEDICATED
UNION SPECIAL MACHINE COMPANY
MADE IN U.S.A
UnionSpecial 33700F
ユニオンスペシャル 33700F というチェーンステッチミシンです。
腕の付いた形状が特徴で、筒状の裾などが非常に縫いやすいミシンです。また、縫い送る布に対して直角に上下する針と、三つ折をガイドするラッパという機器では無く、手折りでガイドをするので、布のネジレなどが生じにくい素直な縫い上がりが特徴です。
43200Gのようなねじれる縫い上がりではないので、アジの出方もゆるやかです。
そのようなゆるやかな経年変化を求められる方が以外に多くいらっしゃいます。通常のデニムやジーンズはもちろんなのですが、特にスキニーパンツやストレッチ素材を使ったパンツ、コーデュロイパンツ、チノパンツ、ミリタリーパンツなどには、このミシンの縫いあがりの相性が抜群です。
ご希望の場合、33700Fミシンでの裾上げとお申し付けください。
裾上げの縫い幅は、裾からステッチまでが約10mm、ヘム幅は約12mmを通常セッティングとしていますが、ある程度の変更が可能ですので、ご要望のある方はご注文の際にお申し付けください。(治具設定で予告なく変わる場合があります)
Union Special 35800
3 NEEDLES CHAIN STITCH LAP SEAMSEWING MACHINE
UNION SPECIAL MACHINE COMPANY
MADE IN U.S.A
UnionSpecial 35800
3本針2重環縫巻縫ミシン
デニムパンツでは、針を2本にし、尻グリ、バックヨークの縫製。デニムジャケットでは、そで部分、袖の付け根の釜部分、バックヨークの縫製で、このミシンが使われています。
丈夫さを求められるワークウェアを見渡すと、2本針、3本針の巻き縫いが多用されていることにお気づきになることでしょう。