top of page

股十字部インシームの磨耗、ほつれ|ジーンズリペア

比較的多くご相談頂く内容です。

画像のように、股の内側に沿ったinseamインシーム近傍で、デニム生地が磨耗しており、ステッチも擦り切れているようです。


リペアの工程としては、

1.デニム生地、身頃の破れ穴タタキ刺繍リペア

2.インシームの縫い直し補強

の二つが必要ですが、この股十字部分は文字通り「十字路」になっていて、身頃4枚(十字の上下左右4枚の布)を縫い合わせた複雑な箇所であることと、あらゆる方向に「引っ張り応力」がかかる場所で、デニムと縫製に最も強度が要求されます。


また、このinseamインシームの縫製は、ブランドによって異なりますが、「2本の巻き縫いチェーンステッチ」と「片倒しチェーン:ロック+地縫い(チェーンかシングル)+チェーンステッチ」といった多重縫製にして、強度を維持しています。


当店ではオリジナルの仕様に基づいて、リペア後の再縫製も原型に戻すように、機械と技術を研究するようにしています。

直った表からは見えませんが、隠れた拘り、技術屋の良心と考えています。




Comentários


Featured Posts
Recent Posts
Archive
Search By Tags
アーカイブス
カテゴリー
bottom of page